作品拝見 2009


2009年12月26,27日に開催された「さいたま鉄道模型フェスタwinter」で行った,特別企画『作品拝見』でご持参いただいた作品です。
ご持参いただいたお客様には感謝申し上げます。簡単ですがご紹介させていただきます。今回は写真が暗く汚くなってしまったことをお詫びいたします。

過去の分はこちらになります。2008年12月の『作品拝見 2008年末』,2008年1月の『作品拝見2008』,2006年12月の『作品拝見2006』


■Nゲージ とても簡単なサイコロデワ  田口様
オマケパーツの排障器とドアレールの追加以外はほぼ基本通りに作られています。台車枠は濃い目のグレーで引き立ち,黒い動力ユニットが目立たず効果的です。窓枠の塗り分けと凹み部分の墨入れで良い雰囲気にまとまっています。


■HOゲージ 自由形B凸小型貨車【ト】Bタイプ妻板  成増住民様
両車とも適切なディティールアップで大変リアルに仕上がっています。特に貨車は市販のリベット付帯板や精密アングルの貼り付けや,ブレーキテコ,手スリやレタリングなどの追加で立体的にまとまっています。


■Oナローゲージ 北陸重機タイプモーターカー  さくてつ様
実物の軽ワゴン車にも見られるような,車体の後ろ側をカットして荷台にしたモーターカー。モケイの世界でも便利に使えそうなので真似したくなる作品です。


■HOナローゲージ 軽便凸形電気機関車  カワイ様
キット本体や動力ユニットよりパンタグラフが一番高価な部品です。目立つ部分だけあっての立派な機関車になりました。


■HOナローゲージ 簡易型単端【カンタン】  SS様
毎回ご持参いただいております。人気のある杉山模型製ボンネットを使い,動物風なキュートな仕上がりになっています。


■HOナローゲージ サンデーリバータイプレールバス  ものぐさ太郎様
今回大人気?のサンデーリバータイプレールバスを使った作品です。後ろを延長して荷物室にした実例をイメージして作られました。動力ユニットに鉄道コレクション用を使っています。


■HOナローゲージ サンデーリバータイプレールバス  浜リン様
車体裾を絞って実物よりカッコ良くなってしまった好例です。屋根先端は丸みを付けて曲げてあります。赤いカウキャッチャーがアクセントです。動力ユニットはチビ客車用を使い,できるだけ前方になるように加工,あわせてボンネットも作りなおしています。モーターカバー兼ウェイトの一部をカットして下まわりがスッキリしています。この方法はNゲージでも有効です。


■HOナローゲージ サンデーリバータイプレールバス たむちん様
これも実物よりカッコよくなってしまった作品です。レールバスの歴史は繰り返していますが,ベースは自動車。鉄道に比べて小さなものです。実物の線路幅は2フィート(610ミリ)でこれを6.5ミリで模型化しています。
製品は動力ユニットの大きさを基準にしているため大きく,カーブ対策で車体幅も広くアレンジしている為,この作品は車体幅を狭くして屋根先端を延長,ボンネットを交換,ヘッドライトは付属のものを中身をえぐってレンズを取付,動力ユニットはNゲージや玩具のジャンクギアを巧みに組み合わせて自作しています。3点支持などのギミックがあるようですが時間の関係で伺えずに残念でした。


■HOナローゲージ サンデーリバータイプレールバス森林ボギーDL  U様
サンデーリバータイプレールバスは杉山模型のボンネット以外は基本通り。キットの説明書には一切説明をしていませんが,ドアノブは車体を曲げる前にウラのポンチマークに孔をあけてください。
森林ボギーDLは黒部峡谷風だと思いますが,昔の銀座線みたいな雰囲気もあります。牽引車?としてNゲージで作ったら騙されますね。


■HOナローゲージ 成田タイプ単端(たんたん) 家元様(昨年まではA様でご紹介)
車体の仕上げや窓ガラスは昨年と同じ,落ち着いた雰囲気です。こちらもゲージは6.5ミリで,Bトレイン用動力やZゲージ用の動力を分解して組みあわせた動力ユニットを自作しています。


■HOナローゲージ 軽便2軸客車A(木造オープンデッキ)簡易型単端【カンタン】成田タイプ単端(たんたん)  坂本様
軽便祭では有名な少年の作品です。現在は中学生ですが発想とセンスは素晴らしく将来に期待です。こういうことが違和感無く表現できるのもナローの楽しみです。代燃装置を知っている中学生はいるのでしょうか?GMのガソリンカーキットを作らない限り知ることが無いかも。
代燃装置諸星氏のレイアウト上にて撮影



★ご持参いただいたお客様の特典として,今回初めて諸星昭弘氏製作のレイアウト『けいべんとう』(HOナロー)をお借りして,レイアウト上で撮影できるコーナーを設けさせて頂きました。
 HOナロー限定となってしまいましたが,今後は違うゲージのレイアウトやジオラマで撮影していただけるような機会が設けられればと思います。






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